組織的な大学院教育改革推進プログラム「人間科学データによる包括的専門教育」
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セミナー
人間科学データ国際比較研究公開セミナー人間科学データ国際比較研究公開セミナー「比較研究における2つの方法論的問題(Two Methodological Issues in Comparative Research)」
講師:Wolfgang Jagodzinski(独ケルン大学教授)
    真鍋一史(関西学院大学教授)
日時:2008年11月6日(木) 15:00-17:00
場所:大阪大学人間科学研究科 本館1Fプレゼンテーションルーム

幸福度の規定要因に関してISSP98(Religion II)を用いた議論がなされた。はじめに、幸福度と主観的厚生(生活満足度)の違いについて概念整理がなされ、一人当たりGDPや人間開発指数(HDI)などの各種指標と幸福度、主観的厚生との関連が示された。ただし、このマクロレベルの関連については生態学的誤謬(ecological fallacy: 集計データでみられた関係が個人レベルの因果関係についても当てはまるとみなす誤り)である可能性が解説され、さらにミクロレベル(個人)の分析が示された。

関西学院大学の真鍋一史氏から因果関係を分析することの難しさに関するコメントを頂き、さらに、フロアからはマルチレベル分析の有効性に関する質問などが出て、活発な質疑応答がなされた。


人間科学データ国際比較研究公開セミナー「世俗化と宗教的信念(Secularization and Religious Beliefs)」
講師:Lodewijk Halman(蘭ティルブルグ大学教授)
    真鍋一史(関西学院大学教授)
日時:2008年11月13日(木) 15:00-17:00
場所:大阪大学人間科学研究科 本館1Fプレゼンテーションルーム

世俗化に関する従来の諸学説がコンパクトに整理され、仮説として提示された。欧米(日)比較からアメリカよりヨーロッパの方が世俗化していることが示され、さらにヨーロッパ価値観調査(European Values Study: EVS)を用いて、ヨーロッパ内でも世俗化の度合いが異なり、変化の方向性も一様でないことが示され、個人レベルでの世俗化を規定する要因についても分析された。

関西学院大学の真鍋一史氏による国際比較調査における等価性に関するコメントに続き、フロアのJagodzinski氏、Schooler氏からも質問が寄せられた。さらに、フロアからも、社会主義体制から資本主義体制への転換などの社会構造の変化が世俗化のプロセスに与える影響や、脱物質主義と世俗化との関連などに関して質問が寄せられ、議論が盛り上がった。
 
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