組織的な大学院教育改革推進プログラム「人間科学データによる包括的専門教育」
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セミナー
「教員と大学院生のための授業実践セミナー」
講師:辻 大介(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)
日時:2009年9月10日(木) 15:00-17:00
場所:大阪大学人間科学研究科 本館12講義室

昨今では、常勤教員の公募に際して、シラバスや授業計画の提出、面接においては模擬授業が求められることが多くなっている。また、若手研究者の多くは、非常勤講師としてはじめて授業を受け持つとき、どのように行っていいかわからないと思ったことはないだろうか。

そこで今回、人間科学研究科の辻大介先生を講師として迎えて、下記のような授業実践セミナーを開催した。

セミナーでは、まず、「この授業って、社会に出てから何か役に立つんですか?」と学生に問いかけられた場合にどのように答えるかということを取り上げて、単に授業のやり方に関するTipsを知っているだけではなく、教育目標を定めることの大切さ、学生の問いに対して自信をもってはっきりと答える態度をもつことの必要性についての話があった。

次に、授業の基本構成・全体構成に関しては、「問い」「答え(仮説)」「論証」という基本フォーマットのなかで、「大きな問い」を「小さな問い」として分岐・展開して全体を構成するという指針を教えていただいた。

さらに、授業前の準備(シラバスを作るときに気をつけること、教科書の選定、授業一回分の分量、講義ノートの作り方、準備にかける時間など)、授業の進めるにあたってのポイント(オリエンテーションで学生に伝えるべきこと、板書/パワーポイントの長短、出席の取り方、講義を一方通行にしないための工夫、メディアの取り入れ方、学生を注意するときに気をつけること、授業評価アンケートの活用の仕方など)、さらにはゼミのやり方や若手研究者が公募先からシラバスと模擬授業を求められたときの注意点について、講師の実演を交えながら、説明があった。セミナーはさまざまなトピックを含んだものであり、大変充実した内容だった。

セミナーを通して学んだことは、「自分なりの授業のやり方」を定めることの大切さであるように思う。講師も強調されたように、授業のやり方に関して唯一の正解などありえない。ただし、このようにセミナーを通じてさまざまな実践例を学ぶことは、自分のやり方について反省的に考え、あるいは自信を持ったりする機会になると思われる。

参加人数:25名
 
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