組織的な大学院教育改革推進プログラム「人間科学データによる包括的専門教育」
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セミナー
"Biomarkers in Social Science Research: Status, Social Relations, and Stress in Taiwan."(台湾の社会調査データで見る健康、地位、社会関係、ストレス) ポスター[PDF]
講師:Omer Gersten(台湾中央研究院社会学研究所)
日時:2008年2月5日(火) 15:00-17:00
場所:大阪大学大学院人間科学研究科 本館527教室

第3回セミナーとして、Institute of Sociology at Academia Sinica(台湾中央研究院社会学研究所)の研究員であるOmer Gersten氏に、下記のような趣旨で講演を行っていただいた。

趣旨

研究の国際化は社会調査、計量分析の分野でも例外ではなく、多くのテーマが世界各国で調査され、それらを比較分析する国際比較研究が進められている。よって、日本国内のデータに基づいた計量分析だけでは、十分な成果として語れない場合がだんだん多くなっていくと考えられる。このセミナーは、大学院生が、さまざまな国で行われている社会調査の実際、調査データの分析に接して、国際的な計量分析のレベル、社会調査の倫理やデータ公開についての考え方の最前線を勉強することを目的に企画された。今回は、国際的にも関心が高まりつつある健康やストレス、社会関係についての最新の研究成果を学ぶために、下記の概要でセミナーが開催された。

15:00-16:00 研究報告
まずGersten氏から、台湾において、高齢者を対象として実施された全国調査をもちいた分析により、低いレベルの社会的関係と社会的地位(主観的階層)が、より好ましくないbiomarker profiles(肥満度や体力、コレステロール、血圧などの客観指標)と結びついているかどうかの検討がなされた。その結果、社会的地位とbiomarker profilesとの間には、ほとんど関連がないことが示された。そのうえで、さらに幅広いbiomarkersとストレスの指標をもちいた研究により、この結果を再検討する必要が述べられた。

16:00-17:00 質疑応答
フロアから、台湾データの職業構成、biomarkerの規定要因として主観的階層をもちいる理由、主観的階層の規定要因、客観的階層とbiomarkerとの関係、biomarkerと主観的階層との関係が指標により異なる理由などについての論点が提出され、活発な質疑応答が行われた。

参加者数:11名。うち人間科学研究科院生が6名であった。
 
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